四苦八苦は仏教の言葉である。
四苦とは、釈迦が最初に出会った4つの苦(生・老・病・死)を指す。
八苦は、以下の4つを加えたものである。
・愛別離苦(あいべつりく) - 愛するものと分かれなければならない苦しみ
・怨憎会苦(おんぞうえく) - 憎んでいる対象に出会う苦しみ
・求不得苦(ぐふとくく) - 欲しいものが得られない苦しみ
・五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 肉体の煩悩の苦しみ
これらの苦を克服する手順として釈迦が示したのが
苦集滅道の四諦である。
・人が生きるということは苦であるという真理
・その苦の原因は人間の執着にあるという真理
・この苦を滅した境地が悟りであるという真理
・その悟りに到達する方法が仏道であるという真理
ところで、般若心経では、観音菩薩が「照見五蘊皆空」と特に五蘊が空であると説いている。これだけを取り上げて、しかも、多くの人たちに写経され伝来していることからも、4つの苦の中でも五蘊は克服しがたいのかもしれない。心の動きによって生じる3つの苦と違い、五蘊は動物的な本能に基づいているので、滅しにくいのだろう。
だからといって、残りの3つが滅しやすいわけでは全くない。悟りの道は遥か遠い・・
本文は、ウィキペディアを参考としたが、勝手な解釈を加えているので、仏教とは無関係な解釈になっている可能性大である。